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経営分析と経理コンサル


何を以て経営分析というのだろう。

私は以前、コンサルタント会社に勤務していた折、「経営分析」を行わせて頂きますと言っていた記憶がある。しかしながら、経営分析の根本を考えるにあたり本来の意義を見失うことがある。現状の経営状態を認識し、経営者にアドバイスを行うわけだが、結局のところ机上の空論になってしまう。

経営者はそんな事を求めているわけではない。コンサルタントの本質は「分析」である。

経営者は分析など、どうでもいいと思っている。もっと現実的な行動を求めているに他ならない。銀行との交渉や資金繰りを明確に行ってもらいたいのだと考えている経営者が多い。

それには経理部門の一部に関わらなければいけないことになるわけであるが、コンサルタントの領分はそこにはない。顧客の前で分析結果をプレゼンし、問題点を洗い出し提案を行う事のみに集約され、現実的な意味に於いて行動を共に行うコンサルタントは恐らく一部であると思う。

私が何故、経理コンサルとして会社の経理を見ているのかというと、経理を見なければ、また経理に関わらなければ、本質的な解決には至らないからである。

時には資金繰りの主軸となり、銀行との交渉の場に立ち合い、時には税務署や年金事務所へ赴き、頭を下げる。社会保険料や税金の未納があれば、分納の手続きを行うなど、まさに第二の経理担当者となり奔走している。そこに経営者は魅力を感じてくれている。

真の意味で「コンサルタント=経理担当者」でなければならないと考えるのもそこにあると言っても過言ではない。

でなければ、真の「経営分析」は成り立たない。机上の空論で終わらせたくはないから、経理部門に身を置くことにしている。

私はこれを「経理コンサル」と呼ぶことにしている。幸か不幸か、経営者に寄り添うことで会社を立て直すことが本来の意義であると自負しているのである。

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