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経営力と人財

執筆者の写真: HIROKI OSADAHIROKI OSADA


企業にとって、最も重要な要素は、いうまでもなく「人材」である。

経営者の意向が伝わっている「企業」はその中で「人材」は「人財」となっているはずである。ところが、多くの企業はその「意識」が社内で共有できていない場合がある。

「経営力」とはその企業にとって最も重要である「人材=人財」と成すべき要素の一つであり、「経営力」が不信な場合、「人」が居つかない。給与をもらう事だけしか考えない余剰人員だけが残ってしまうに過ぎない。そのような企業は、往々にして入社しては、すぐに退職してしまう。それは「経営力」に魅力を感じていないことに由来するのである。

自己の位置づけが成立しないこと。

それだけである。人は「雑用」を嫌う。その雑用が片付いてしまえば、次の指示をもらうまで暇つぶしに等しい無駄な時間を過ごし、それが「疎外感」として認識され、退職に至ってしまう。つまり、「暇」これこそが最大の問題であるといっても過言ではない。

人は「暇」と感じた瞬間に「時間」を長く感じてしまい、退社時間を無為に過ごすだけで、ここに居ても意味がないと感じてしまいがちである。

難しいところではあるが、人を雇う上で人が活用できてない証拠である。企業は気づいていない。「何故、うちの会社はすぐ人が辞めてしまうのだろう?」そう考えている経営者は今一度、適材適所の意味を分かっていないのではないだろうか?

資料整理だけの為に人を雇うことは、意味がない。

もっと、やるべきこと、もっと人を「活用」するべきことを考えてもらいたい。意味のない採用はやめ、今居る「人材」を十分に活用するべきであることに気づいてもらいたい。

それが真の意味での「経営力」である。無駄な「人材」は決して「人財」とはならない。もっと「人」と向き合い、「財」を成すことが経営者の試練であり、「経営力」なのだと思う。ゴールはその先にある。人材は人財になるのである。

経営者の大いなる課題といってもいい。もっと従業員に向き合ってもらいたい。


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