人間にとって、生きるということは最も深い疑問であることは言うまでもない。人類最大の疑問…と、言っても過言ではない。一部の生物学者は「子孫を残すことが最大の目的」であると言うであろう。しかし人間は”愛”だとか”恋”だとかを信じ、生きている。というのは私の幻想なのかも知れない。
話を元に戻すならば、時に全ての生物は求愛行動という当たり前な行動をとっている。
雄は羽を広げ、自己の偉大さを強調し、雌を得ようとする。魚の一部は雄の方が綺麗に生まれ、雌は黒く濁った色に生まれる。雄は雌を得るために、自己の綺麗さを強調している。ということである。
人間が”恋”だとか”愛”だとかを幻想であると思うのは、きっと違う。男は自己の格好良さを強調し、女を振り向かせることに努力する。すべての生物にとって、それは同じことなのかも知れない。人間にとって”愛”や”恋”はその過程で生まれる感情の一部であって、きっと人間だけが優れているとも決して言い難い。
人間とは、本当に高等動物なのだろうか?それとも下等動物なのか?…
ここで、論議はしたくない。何故なら、私もその一人であるからだ。